ケースバンクとは

企業・政府・自治体などと連携したデータ活用研究事例を集積し 授業や卒業研究で活用できる「データサイエンス・ケースバンク」を構築

FD活動による普及促進 ケースバンクを通して得られるフィードバックから 教育教材を補強(社会工学カリキュラム2.0)

我々はVUCAな世界に生きていると言われています。VUCAとは、Volatility、(変動性) Uncertainty(不確実性)、Complexity、(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字です。新型コロナウィルスの流行、豪雨災害の頻発、瞬時に連鎖する国際金融市場など、世界は不透明感を増しています。先の見えない、羅針盤のない世界において、複雑に絡み合う様々な社会問題を解決するために、“社会工学”は、1) 社会現象を科学的・工学的に理解し、2) データを用いて解析し、3) よりよい社会システムを設計し、また必要に応じて、4) 実験と提言5) 測定と評価までの一連の問題解決過程を繰り返しています。その中で、社会経済システム、経営工学、都市計画の3つの主専攻においては、各分野の専門知識とデータサイエンスの汎用的知識を身に着けた問題解決型データサイエンティストの育成を目指しています。

「社会工学データサイエンス・ケースバンク」プロジェクトは、上記3つの主専攻分野を有する社会工学において、企業や政府・自治体、NPOなど、実際に社会を動かしている主体と共に取り組んできた研究事例を集約し、その問題発見―解決に至るプロセスを共有します。社会の課題と、それに取り組む主体は多様であり、同様の問題でも組織や地域などの集団が変われば、最良の解法も異なります。成員の合意が得られる解決策に至る道は、試行錯誤を通じて初めてひらかれます。ケースバンクでは、実際の研究がどのような試行錯誤のもとに行われていたかを知ることで、自身の研究/ビジネス課題の解決に至るヒントを提供することを目指します。

最新のデータサイエンスを含むこれらの知見を研究・教育に活用することで、多様な社会問題を多角的視点から探索・特定しながら、問題解決フロンティアに果敢に挑戦し、より良い社会システムを提案できる人材を輩出します。